WindowsとMacの両方で使えるアプリであり、非常に有用に思う。
ダウンロードは以下の公式サイトから行える。
Hugin - Panorama photo stitcher
近頃はスマートフォンだけでパノラマ写真を撮れるため、パノラマ画像をわざわざアプリで作成する需要は減っているかもわからない。
それはそれとして、このアプリ、Huginは素晴らしい。
なぜならば簡単だから。
Huginの使い方
Huginをインストールして立ち上げると以下の画面。赤枠で囲ったボタンからパノラマ画像の元ファイルを選択する。
今回は素材として15ファイルを選択した。
選択した右下の[開く]を押す。
画像が読み込まれたことがわかる。
続いては[Align]ボタンを押す。
各画像同士のつながりを分析し、マッチングしてくれている。
この作業には少し時間がかかる。
計算が終了したらあとは作成ボタンを押すだけ。
各オプションがあるので好みで設定すればいいと思う。
ただ、完成画像サイズが大きすぎると失敗しやすいようなので、サイズを下げてから実行するほうがいいと思う。
あとはただ[OK]ボタンをおして待つだけ。
ここでも多少待つ必要が出てくる。
だが待ち時間も終わると、指定したフォルダに完成したパノラマ画像ができている。
Hugin(2011)とHugin(2013)でのパノラマ画像比較
実は2年前、こちらのHuginの2011年版を使ってパノラマ画像を作ったことがある。そこで、同様の素材ファイルを使って、Hugin2013年版でパノラマ画像を作ってみた。
2011年から2013年版へのアップデートによって、作成されるパノラマ画像の出来も良くなっている。
Hugin(2011)によるパノラマ画像を画像編集した写真 |
Hugin(2013)によるパノラマ画像を画像編集した写真 |
出力されたパノラマ画像をPixelmatorによって編集してある。
そのため、色合いは少し違いが出てきている。
ただし、Pixelmatorによる編集は色合いだけなので、それ以外は何も操作していない。
少し問題となっている部分をアップしたのがこちら。
2011年版ではパノラマ合成がうまくいかなかったのだ。
その一方、2013年版では綺麗にできている。
色合いの調整の都合、明るくなりすぎているかもわからないが、2011年版の画像に比べると綺麗に合成できているだろう。
最後に
iPhoneで撮影した複数枚のパノラマ写真を、Huginを使った合成するとiPhoneだけでは撮りきれなかったより広い範囲のパノラマ写真が撮れるかもしれない。なんにせよ、パノラマ合成に興味があれば、Huginを試してみると良いだろう。