名古屋駅から徒歩20分強で行けるトヨタ産業技術記念館(トヨタテクノミュージアム)へ行ってきた。


トヨタ産業技術記念館へ行ってきた。

トヨタ産業技術記念館

ここでは、トヨタグループにおける発展の歴史を、技術的資料とともに豊田一族のフィルターを通して見ることが出来る。
トヨタグループ興業の父である豊田佐吉氏の発明である自動織機に始まり、トヨタ自動車における自動車開発の歴史など、多くの非常に面白い知見を得られる。

しかも現在、小・中学生は入場料が無料である。
夏休み期間中は小・中学生入場無料 | お知らせ | トヨタ産業技術記念館
ぜひともこの夏休みに行くべきスポットである。

この博物館は①繊維機械館と②自動車館に大別されて展示されている。

①繊維機械館

豊田紡績が培ってきた技術開発の歴史だけではなく、ここではそもそも糸ってどうやって作っているのか、そこから解説がある。

綿を単純に引っ張っただけでは簡単にちぎれてしまう。
綿から糸を紡ぐには、回転運動を加えながら引っ張る必要があるのだ。
これを実演してくれたお姉さんの手さばきはまさにマジックのごとく華麗だった。
これだけでも一見の価値があろう。

また糸車にはじまり、自動織機にいたるまでの技術の発展を見ることもできる。
自動織機においては、綿を綺麗に加工する手順から、実際に糸を作り、そして生地を織るところまでを実際の機械を使って解説してもらえる。

②自動車館

トヨタ自動車の創業期からの話ももちろん、ものづくりに関する解説もある。

解説で興味深かったのが、金属加工の話である。
金属を加工する方法には代表的なものが3つある。
叩く方法(鍛造)と溶かして固める方法(鋳造)と切って削る方法(切削)だ。
そのそれぞれを実演や展示を通して紹介している。
ものづくりの現場における作業がわかり、面白かった。

また現在は豊田喜一郎特別展が実施されている。
彼は豊田佐吉氏の長男にあたり、トヨタ自動車を創業させた男である。
彼が残した言葉の数々は心を打つものが多い。
そんな名言とともに彼の苦悩の日々が紹介されている。

最後に

もっと小さい頃に、この博物館へ来たかったと思う。
何が変わったかは分からないが、もしかしたら今よりももっとずっとものづくりの道を志していたかもしれない。

それとは別として、年齢に関わらず楽しむことが出来る博物館だった。
私が来館した時も、子供連れの家族はもちろん、大人だけで来ていたり、おじいちゃんおばあちゃんで来ていたりもした。

母語が日本語ではない方も来ていたし、英語に関しては展示物が対応している。
愛知県に来た外国人観光客に向けても、 このトヨタ産業技術記念館はオススメできるだろう。

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