先日、Pentax K-3を購入しました。
このK-3にはまだまだ使い慣れていませんが、今まで使っていたK-rよりは重く、しかし安定してホールドできます。
また防塵防滴仕様なので、雨風雪の中でも気にせずに撮影できるのは心強いものです。
このK-3が持っている機能の1つにインターバル合成があります。
これはインターバル撮影した写真をカメラ内で合成してくれるというものです。
単純にインターバル撮影を行い、後でPCで合成すれば同じだとは思うのですが、とりあえず使ってみました。
このインターバル合成には、合成種類を3パタンから選ぶことができます。
「平均」と「加算」と「比較明」です。
平均は、撮影した写真同士の平均の明るさを映し出します。
加算は、撮影した写真同士の明るさをどんどん足していきます。
比較明は、撮影した写真同士の最も明るい部分だけを切り取っていきます。
今回は比較明合成を使った、インターバル合成を行いました。
設定については以下のとおり。
カメラ:PENTAX K-3
レンズ:smc PENTAX-DA18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF]DC WR
絞り:F4.0
露出時間:5秒
ISO:800
撮影間隔:8秒
撮影(合成)枚数:1511枚
各種補正機能なし
動画作成ソフト:iMovie 10.0.7
使用音源:
まずは写真の一枚目。
星がうっすらと写っているだけですね。
ここからしばらく合成を続けたものが次の写真です。
星の軌跡が一直線になっているのがわかりますね。
露出時間が5秒、撮影間隔が8秒なので、3秒間のロスタイムが発生しています。
それにもかかわらず、軌跡が途切れていないのは、おそらく広角で撮影しているからでしょう。
しかし、ここから事態は一転し、晴天が曇天に変わっていきました。
せっかくの星の軌跡が、雲の明るさに負けてしまい、どんどん消えていってしまいました。
そして最終的な写真が下のものです。
1枚上のものよりも星の軌跡が伸びていることにお気づきになるでしょうか。
つまり、一旦曇ったものの、再び晴れ渡り、星を写しているんですね。
ただし、比較明合成を行っているため、一旦明るくなってしまった空は二度暗くは戻らないのです。
この点、インターバル合成ではなく、単純なインターバル撮影を行い、それをPCで合成して動画にした場合では、全く異なる結果になったでしょう。
今回の写真をつなげて動画にもしてみました。
良ければどうぞ。
今回の試みで得られた収穫の1つには、K-3のバッテリーが意外ともつじゃないか、ということです。
公式サイトにある電池寿命としては、フラッシュ発光なしで約720枚です。
仕様 / K-3 / デジタルカメラ / 製品 | RICOH IMAGING
使用環境によって変わってくるものですが、昨晩の気温は1度前後です。
気象庁|過去の気象データ検索
そのような状況で1511枚の撮影ができたのは、なかなかの電池持ちではないでしょうか。
これだけもつのであれば、2,3日の旅行であれば充電の必要も感じないですね。
電池持ちが良いことは、非常に助かります。
次回はインターバル合成ではなく、インターバル撮影による微速度動画を作成しようと思います。
Pentax K-3のインターバル合成機能を利用して、星空撮影を行いました。
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