エクセルで平均値(AVERAGE)や標準偏差(STDEV)を求めるとき、選択範囲の中に「#N/A」などのエラーがあると正常に動作しないことがある。
そんなときの解決策を見つけたので共有するためにメモ。
参考は以下の掲示板。
Average / Standard Deviation on range containing #N/A errors
症状は例えば以下の状態。
このように数式(AVERAGEやSTDEV)の選択範囲内にエラーがあると正常に計算をしてくれない。
解決策は以下のとおり。
平均値を求めるセルの数式は、
=AVERAGE(IF(ISNUMBER(C2:C6),C2:C6))
標準偏差を求めるセルの数式は、
=STDEV(IF(ISNUMBER(C2:C6),C2:C6))
と入力し、そしてエンターキーを押す時に、コントロールキーとシフトキーとエンターキーを同時に押す。
Ctrl+Shift+Enterでキーを押す必要がある。
これが必要である。
そうするとちゃんと計算してくれる。
(注:画像中の標準偏差ではSTDEVではなく、STDEV.Pを使っている)
計算結果のセルの中身を見てみると、
{=AVERAGE(IF(ISNUMBER(C2:C6),C2:C6))}
{=STDEV(IF(ISNUMBER(C2:C6),C2:C6))}
このように「{}」で数式が囲まれていることがわかる。
これはエクセルの機能の1つで、数式内のデータを配列として処理しているようである。
エクセルで「#N/A」を含んだセルでも平均値(AVERAGE)や標準偏差(STDEV)を求める方法
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