スターバックス再生物語

スターバックス再生物語を流し読みした。
しっかりと読んだわけではなく、気になったところをちょいちょい確認する感じ。
スターバックスに興味があってもなくても読んでみたらいいと思う。
Amazonで見る
よくわかるブログ記事

読んでみたものの、実はスターバックスへ行ったことはない。
一度もない。
ただ行ってみたくなった。

スターバックスが顧客に提供しているものはなんなのか。
その価値とはなんなのか。
それを考える材料として、スターバックスを知ろうと思ったのが、本を手に取ったきっかけ。

スターバックスのようなカフェは、セルフスタイルカフェと定義される、らしい。
日本の伝統的なカフェ・喫茶店はフルサービスカフェである。

現在、猛威を振るいつつあるチェーンストア形式のカフェはほとんどセルフスタイルだと思う。
ただ、コメダ喫茶店はフルスタイルカフェである。

スターバックスが売っているもの、顧客に提供しているもの、それはスターバックス体験らしい。
本によると。
スターバックスに来て、コーヒーを飲むのはもちろん、その行為を通して、素晴らしい体験をしてほしいというのだ。
スターバックスの価値は、体験にあるというのだ。

価値とは、シンプルに言えば質と量の積によって示すことができるという。
また別の言葉でいえば、有意性と稀少性が価値を左右するのだ。
顧客にとって、その製品・サービスが意味のあるものであり、なおかつ特別なものであれば、価値が生まれるという。

例えば、「水」は私たちが生きていく上では非常に有意性の高い存在であるが、稀少性はそれほどではない。
したがって価値も総じて大きくない。
同様に、「ダイヤモンド」は日常生活における有意性は低いが、プレゼントやプレミア感的な側面からは大きく有意性があるし、稀少性は極めて高い。
だからダイヤモンドの価値は高い。
上のような例文をみたことがあった。
誤りがあったらごめんなさい。

とりあえず価値は有意性と稀少性によって定められるとする。
そうすると、スターバックスの場合はどうなるだろうか。

まず有意性。
やや割高のコーヒーではあるが、その店舗によって得られる快適さは私たちによって非常に有意ではないだろうか。
仕事や塾帰り、疲れた体に癒しをもたらしてくれるはずだ。
経験がないので、想像でしかないが。

そして稀少性。
スターバックスと同様の体験をするカフェがあるだろうか。
ドトールやタリーズなどの、セルフスタイルカフェではどうだろうか。
あるいはスターバックスと同様の体験をできるかもしれない。
ただ、完全にスターバックスと同様の体験はできないだろう。
つまりスターバックスでの体験は同店でしか味わえない、非常に稀少性の高いものになるのではないか。

有意性も感じられる。
稀少性もある。
だからスターバックスには価値を生み出すことができているんだろう。

話がそれた。
この本の内容は、2007年前後の経営危機においての話である。
会長であるハワード・シュルツさんがどんな心境で経営判断を行っていたのか。
シュルツさんによって記されているものが、翻訳されている。
企業理念や経営者理念が熱く伝わってくるものではないだろうか。
おそらく。

スターバックスはパートタイマーに対しても、健康保険とストックオプションを与えている。
従業員の満足度を大切にしている会社である。
自分が従業員として働くならば、スターバックスのように、従業員を大切にしてくれる企業で働きたいものである。

0 件のコメント on "スターバックス再生物語"

コメントを投稿