読みたい本ってなんだろう。
面白いとメディアで騒がれている本?
面白いとネットで勧められた本?
面白いと知人に紹介された本?
上のように、はやし立てられた本はチェックする。
でもそうじゃない場合もある。
例えば全く知らない作家の全く知らない作品。
その最初の1ページを開いて読んでみる。
引き込まれるか否か。
買い物かごに入るかどうかはそこで分かれる。
じゃあ読みたいブログってなんだろう。
それは人それぞれかもしれないけども。
どんな問題であれ、「それは人によるよね」って終わらせるのはつまらない。
有用な情報が載せられていること、それが読みたい条件かもしれない。
「くだらない日常のことを一言で書いてあったりするといらつく」
そう言う人もいる。
ブログの位置づけを情報収集とするならば、そうかもしれない。
新聞記事や雑誌記事のように、リード文を読んで、本文を読んでみたいかも、そう思われるのが良いブログなのだろうか。
実際、最初のところが面白い記事は思わず読んでしまう。
どんなブログは面白くて、読みたくなるのか。
単純明快のようで、暗中模索のようだ。
ネットに発信する文章は、誰かに読んでもらいたくて書いていると思う。
でも行き過ぎた購読者数には恐れを感じると思う。
誰かに見てもらいたいけど、みんなには見てもらいたくない。
そういう複雑な気持ちがなきにしもあらず。
文章を発信するのは、自己表現、なのだ。
「私はこういう趣味を持っていて、こういうものに興味をいだき、こんな事件に心を痛めています」という感じ。
それが何になるのか、と言えば、アフィリエイトブログであれば収益。
趣味のブログなら同志。
さみしがりやならコミュニティ形成。
企業ブログならイメージ戦略。
技術者なら自己宣伝。
ならこのブログは? と、なる。
目的があって、それを果たすための手段、その一つがブログ。
そうであれば単純明快でどんな記事を書くべきかもわかりやすい。
目的、ビジョンがなければ、企業経営は困難に陥るだろう。
企業にかぎらず、一個人だとしても困ったことだろう。
ビジョン、すなわち未来を考えることは大切だけれども、目の前の雑多な仕事もこなす必要がある。
「日常業務は戦略を駆逐する」とはよく言ったものだ。
元々は「悪貨は良貨を駆逐する」と言う。
消費者が質の良い金貨と悪い金貨、両方を持っていた場合に買い物でどちらを使うか。
当然良い物はとっておきたくなり、悪い金貨を使う。
その結果、市場に行き回るのは悪い金貨、悪貨となる。
それをなぞらえて、「日常業務は戦略を駆逐する」と言ったらしい。
企業経営において戦略は考えなくてはならないことだけれども、こなすべき日常業務を目の前にしては、戦略を置き去りにしてしまう。
これは個人の生活にも当てはまる。
学生なら、提出期限が近い課題を順々にこなし、バイトのシフトを講義の合間をとっていれる。
講義に出ることもあれば、出ないこともあるし、出ない時に限って遊ぶ。
空いた時間があれば、誰かと遊ぶなり、寝るなりする。
そうして学生として、戦略を立てて行動すべきことを何一つできずに卒業してしまう。
悪循環に陥った時に、抜けだすのは困難だ。
本題とずれた。
読みたいブログってなんだ。
それは人間くさいブログなのかもしれない、と、ふと思う。
個人のバイアスを通したブログになってしまうと思うが、そういう人間くさいブログのほうが読みたくなる気がする。
個人的に。
脱線したがとりあえずの結論。
読みたいブログは人間くささ、人間味があるブログ。
なので人間味があるブログを書けたらいいな、と思う。
読みたいブログってなんだ。
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