フィルムの現像から引き伸ばしまで

フィルムカメラの現像から引き伸ばしまでを初めてやった。
自分用にメモ。

現像と引き伸ばし。
現像はフィルムからネガを作る作業。
引き伸ばしはネガから印画紙へ焼き付ける作業。
Wikipedia

写真撮影の仕組みは、フィルムを感光させて像を記録する。
フィルムには銀とハロゲンが混ざってて、かなり反応しやすい。
フィルムに光が当たると、銀とハロゲンが分離される。

現像は3ステップ。
現像液によってフィルムに像を浮かび上がらせる。
停止液によってその浮かび上がりを止める。
定着液によって浮かび上がった像を定着させる。
感光して分離したハロゲンを洗い流して、銀を固定させる感じ。
だから銀幕とか呼ばれるとか。

使用しているフィルムと現像液等によって反応させる時間が異なる。
今回使ったのはTri-XとD76。
温度による反応時間の組み合わせはコダック社より公開されている。
コダック社より(PDF)

現像する前にフィルムをタンクに入れる必要がある。
フィルムをケースから取り出し、金属製のロールに巻きつけ、タンクに入れる。
タンクの上部から各反応に必要な溶液を注ぎ入れる。

時間は温度によって調節する。

タンクに溶液を入れたときはかくはんをし、泡抜きをする。
バーテンダーのように3回ほどシェイクした後、トントンと下にぶつけて泡を抜く。
泡が入ってしまうと、現像にムラができてしまうので注意が必要。

引き伸ばしも現像と同じようなステップ。
まずは印画紙に焼き付ける。
印画紙=フィルムと同様。
そして印画紙を現像液によって反応させる。
タイミングを図って、停止液によって反応を止める。
そして定着液で印画紙への焼付けを定着させる。
最後は水洗い。
現像液につければつけるほど、反応が進み、コントラストが強調されるという。
定着液の段階までいけば、電灯をつけても平気である。

印画紙は光に反応して黒くなる。
だから真っ暗な暗室での作業が必要になる。
フィルムを引き伸ばし用のカメラ的マシーンにセットして、印画紙に焼き付ける。
その時間が長ければ長いほど黒くなる。
そのため時間と絞りをしっかりと把握しておかないと、調節することができなくなる。
なお、印画紙によって反応しない光があるので、その光をつけながら作業することができる。
これがないと真っ暗で何にも作業ができないし、その独特な光がイイ雰囲気を作り出す。

今回の現像から引き伸ばしまでは、厳密な管理をせずに行った。
厳密でなくともできるのである。
ただし、それは反応させる時間や温度だけの話であり、明るいところでの作業をしてしまっては全てが台無しになる、と思う。

フィルムカメラはフィルムから現像に必要な装置、溶液などの準備が必要で、高コストで面倒である。
ただそれ以上に面白さがある。
ネガが作れた瞬間。
引き伸ばす写真選びの片時。
印画紙から浮かびでてくる像を見るとき。
定着液まで浸した安心。
そして完成した写真を並べての観賞。
めちゃくちゃ面白い。
高いけど面白い。
面倒だけど面白い。

また現像から引き伸ばしまでをやりたい。
次は今回よりも上手に全部こなしたい、と思う。

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